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東南アジア諸国の外貨準備が微増、対外債務急増で「焼け石に水」


[ジャカルタ/ベンガルール 21日 ロイター] - 東南アジア諸国の4月外貨準備額は1%弱の増加となった。2014年半ば以降で約600億ドルも目減りした状況からすれば一安心だが、急速に拡大している対外債務のカバー能力はほとんど向上していない。

低金利が何年も続いたことが東南アジアの借り入れブームを助長し、とりわけマレーシアやタイ、シンガポールなどの債務急増が目立つ。インドネシアとフィリピンの規制当局による借り入れ抑制に向けた取り組みは、クロスボーダーのドル建てローンや債券に阻まれている。一方で外貨準備は債務拡大ペースに追いつけず、いずれ米国が利上げして新興国市場からの資金流出をもたらす際に東南アジアが外貨不足に見舞われかねない事態に陥りつつある。

東南アジアの経済大国トップ5のうちでは、マレーシアの対外債務が最も急増している。08年半ばに約35.9%だった対国内総生産(GDP)比率は、現在66%近くまで上昇。外貨準備額1050億ドルに対して今年償還を迎える対外債務だけで930億ドルに上る。またマレーシアは東南アジア唯一の石油の純輸出国であるだけに、歴史的にみてまだ原油価格が低いことが交易条件を悪化させている面もある。

こうした中でフィッチ・レーティングスが5月か6月にマレーシアの格付けを引き下げる公算は50%より大きい。アジア太平洋ソブリン格付け責任者のアンドルー・コルクホーン氏はロイターに対して、「同国の格付けは(現在のシングルAマイナスよりも)トリプルBの方がよりしっくりするだろう」と述べた。

悲観論者は、シンガポールの対外債務の対GDP比が東南アジア最高水準にある点もしばしば指摘する。この比率が実に400%を超えているのは、主要金融センターの1つとして企業の起債が活発なことや、年金基金向けの政府債発行が原因だ。

それでも東南アジア全体でみればそれほど状況は悪くない。同地域は借り入れが膨らんでいても純債権者であることに変わりはない。経済大国トップ5で経常赤字になっているのはインドネシアだけだが、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は21日、そのインドネシアの資本逃避リスクが低下したとして格付け見通しを引き上げた。
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